2012年7月12日木曜日

世界市がビジネスの観点からも優れている理由

今日はとても内輪なブログを書こうと思います。
最近は山口と呼ばれるようになりました池ちゃん(@ikechan0201)です。
 

株式会社ソーシャルリクルーティングに入り
(そういえば社員じゃなくてインターンですよ!)
もっとスマートに生きていくつもりが、俄然泥臭く、
ただひたすら駆け抜けるような1ヶ月を過ごしました。

新しい環境、新しい世界を体験したからこそ知れることも多くあり、
そうやって人は成長していくのかなと思います。
 

ただ、そんな話は全くせず、
自分が所属していた「世界市プロジェクト」のお話です。
なんだかんだで時間や機会がなくて伝えることが難しいこともあるので、
自分勝手にブログに書いて伝えてしまいます。

 タイトルから分かる通り、
世界市はビジネスの観点から見てとても優れているんです。
分かりやすく言うと、収益性が高い。めっちゃ儲かる。


ただ、観点からも、と言っているように、
別に一番の魅力はこういった部分ではなく、団体の理念、所属しているメンバー、組織の体制など、目には見えないようなところが一番の魅力だと思っているし、決して収益が高いからスゴいというわけではないから、あくまでそういった一面から見ても優れているっていう話です。


その前に、簡単に世界市について説明すると、国際フェスやっている団体です。












  (当日はこんな感じ)
「世界と日本の架け橋をつくる」という理念のもと、
さいたまスーパーアリーナけやきひろばで1万人規模の国際フェスやってます。
そういえば、正式な団体設立から1年10ヶ月目。
構想段階から含めてもう2年になりました。現在はもう5期目になります。


初めは国際フェスだけだったのですが、
国際系ポータルサイトやフリーペーパーの発行など、活動の幅は結構広いです。
あと、学生向けに海外料理教室や留学生企画などもやってます。
学生団体と名乗ってはいますが、元々起業しようと思って作ったので、
あんまり学生をターゲットにしてないです。


そんな世界市プロジェクトは現在、
「イベント局」「メディア局」「グラフィック局」「営業局」「企画局」といった、
組織体制で活動をしているのですが、
今日話したいのは、ビジネスという観点のため、組織という部分からではなく、事業ドメインという部分で分類していこうと思います。

出来て2年も経っていない団体にしては、事業の領域が広くて、
なにより、「イベント」「メディア」「ビジョン」のバランスが整っているんですね。
その上で、どの事業も収益性や規模がしっかりしていて安定している。
具体的に、1つずつ簡単に説明したいと思います。


 

1.イベント
これは世界市プロジェクトの核となる「国際フェス世界市」ですね。
正直、初めは赤字でした。
でも、フェスって簡単にいうと飲食店の集まりみたいなもんで、損益分岐点が結構低いんですね。
基本的に、場所を借りて、海外料理や海外雑貨の出店者を集めて、予想売上から想定した固定費もしくは歩合制で出店料を頂くという形です。
(ついでに、出店料の目安は売上の20%あたり。)
仕組みは飲食店と同じで、たくさん人が来て、たくさん売れたら儲かります。
(客単価はお店次第の部分ではあるので、今回のケースではあまりいじれないです)


初めは赤字だったんですけど、前回の開催でこの損益分岐点を超えたんですね。
というか、それまでは天候に恵まれなかったのはあるのですが、
別にブームに乗ったとか一時的ではなく、今後も確実に超えられるというレベルで超えたのと、やればやるだけ出店者や企業側からお客さんまでしっかりとリピーターがつき、これからは伸びていく一方です。


それとは別に、学生向けのイベントも他の団体にはない個性的なイベントで、しっかりとファンをつけていっているんじゃないか、って思ってます。フェスとはターゲットや規模、内容の濃さなど全てが対照的で、フェスでは実現できないことをしっかりできていると思います。

こっちはこれからどんどん伸びていく領域ですね。可能性がとても大きい。


2.メディア 
かっこよく言っているけど、ホームページです。
正直、デザインはまだまだだし(夏にめっちゃ良くなるらしい!)
コンテンツやサイトの構造も直せるところはたくさんあって完成度は低いけど、
それでも十分なPVや数値を出しているんですね。


具体的な数値を自分が勝手に出してしまうのもあれなんで伏せますが、
多分、学生団体のなかでは相当上なんじゃないかなと。
もちろん世間一般ではまだまだ通用しないですが、バランスが整っているんです。
どうせ学生とか知り合いしか見てないかと思いきや、
「SEO」と「SMO」のバランスがちょうどいいです。
つまり、「検索」からも来ているし、「ソーシャルメディア」からも来ている。
マニアックな情報であったり、世界遺産とかきれいな画像も使っていて(ここ狙い目)
意外と検索からも来ることが多いんです。
 

学生団体の場合は、twitter,facebookを使って拡散させてやることが多いと思いますが、
それはそれで学生団体らしく拡散させていると思います。
あと、新規とリピーターも半々で、しっかりとファンを作ると同時に新規ユーザーも獲得しているので、とてもバランスがいい。
サイトを少し変えるだけで、PVも格段と上がるだろうし、これからが楽しみ。
 

そして、WEBだけでなく、フリペも1万部近く発行して、リアルでの発信もやっています。WEBではリーチ出来ない層に発信できるのは長期的にみてとても心強いし、WEBではリーチ出来ない層にしっかりと届いているから長期的にすごい財産になっていくと思っています。
 


3.ビジョン 
日を跨いで書いていたらなんだか中途半端になってしまったこの部分。
(実を言うと、初めはプロモーションで、そこから企画、規模と変わってここに落ち着く)
ここらへんまとめてなにが言いたいかというと、
規模がでかいから企画の幅も広いし、どんどん面白いことができるってことです。


フリペ団体はやっぱりフリペという枠になってしまうけど、
「世界と日本の架け橋をつくる」というどでかい理念だし、その中心となる活動が国際フェス開催だから、なんでもできる環境。
それがメディアやイベントをしっかりと支えているような気がします。
 



自分で見積もってみたら、1年で売上1000万は今の規模/活動内容でもいけるなーと。
別に盛るわけでもなく、むしろ甘めな計算でも。
本気でやれば数年で売上1億はいくイメージ。
それより上の数字はまだ計算できず。でも、無理じゃない。


ここまで言いつつ、最初に言ったけれども、
ビジネス面での魅力以上に、組織とか学生主体でやることに魅力と意義を感じているから、無理に収益を高める必要はないし、自分たちのスピードでやってくれればと思ってます。




ただ、

「活動の価値をしっかりと理解し社会的価値としてのお金に替えるチカラを持つこと」
「組織として存続するために必要な成長率とそのために必要なスピードを維持すること」は、

自分たちが好きなように活動していく上での最低限のラインを越えておくというのはまた別の話で。