2012年5月20日日曜日

『上手くいっている』のであれば要注意。


最近はWEB関連のブログばかり書いていたので、
今回は違った記事も書いてみようと思います。

ついでに、このブログの趣旨は、
「いつもと違ったセカイを見せる/同じセカイを別の切り口で見てみる」
といったことを心がけています。
ジャンル問わず、読んだあとに「そうだったんだ!」「そんな考え方もあるのか」
って思ってもらえたら嬉しいです。


ということで、今回は学生団体や組織、ビジネス向けの視点のお話。

『上手くいっている』のであれば要注意。

どういうことか???


上手くいっていることはいいことじゃないか、って思うはずです。
もちろんそれ自体はいいことです。

じゃあ、どの程度上手くいっているのか?
これ以上、そう簡単には良くならないくらいに上手くいっているとしたら、、、?


それって100%に近い状態なのだから、
組織としての完成度はとても高いはずで、本当に素晴らしいと思います。


じゃあ、なんでそれが要注意なのか???


それが100%だから。


上手くいっているからこそ勘違いします。
「調子いいし、これなら大丈夫!」と。
でも、上手くいっていても、100%でも、そのレベル・・・!

「まだまだ上手くいっていない」「もっと良くなる」と思っているうちは大丈夫です。
どこが悪いのか理解して、改善していけるから。

「上手くいっている」ともっと良くすることに意識がいかないことがあります。

だって、テストで100点だったらそれ以上点数上げられないと思うはず。
そうやって100点満点と限界を決めつけている。
本当にそれが一番良い点数なのか???

社会は広いです。

自分が満点だと思っていても、もっと広い視点で見れば、
まだまだ未熟なことが分かります。
多分、本当の満点は人々の想像のなかにしかないかもしれない。


「上手くいっている」と思っている人たち。

もう一歩、高みを目指していってください。

何が足りないのか、どうすればもっと良くなるのか、
常に上を見ることを忘れないように。

それと同時に、軽い危機感を持ってください。

上手くいってもこのレベルなのかと。
過去を振り返り、作り上げてきた人たちの話でも聞いてみてください。
甘い部分がたくさん出てくるはずです。


ただ、「ワクワク」「楽しさ」を忘れないように。

やりたいことをやって、それを大好きな仲間とできる幸せは、
そう簡単に手に入らないから、その時間をとことん楽しんでほしいな。



最後に、「あひるの空」を読み返して心に残った名言を。

「大事なのは強いチームか弱いチームかじゃない。
強くなれるチームかどうかなんだ。」
[車谷監督:あひるの空28巻]

上手くいっているとしたら、それは強くなれるチーム。
強いチームに勝てるのは、強くなれるチームだけ。